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会長兼社長講義 バックナンバー【2015年12月24日】

当社では、毎月勉強会を行なっており、毎回1つのテーマに沿って会長が講義を行います。
ここでは、その講義内容をご紹介し、当社がどういう会社か少しでも知っていただければ幸いです。

平成27年12月24日

反省なくして 成長なし
 一年365日、今年も残すところ数日となりました。本当にご苦労さん有難うございました。激動する世界の中でこの時代を生きることの難しさと困難は、世界中の人々の共通の課題であります。私たちの置かれている現実も、まさにその中にあります。この一年を振り返って見るに本当に世界中が「てんやわんや」の時代であったように感じています。これが21世紀の現実でありましょう。

 就中、自然環境の変化とグローバリゼーションの脅威は、世界中の経済の思潮を揺さぶりつづけています。中東におけるIS問題は、周辺国には言うに及ばず、多くの国の人々を恐怖と混乱に落とし入れています。また中国の南シナ海における12海里問題もアジアの周辺国に脅威をもたらし、国際紛糾になりかねない課題となっています。以上は氷山の一角であります。本当に不透明で不確実な時代であることを実感しています。

 私たちの経営環境もこの時代において住いのニーズの変化と日進月歩する科学技術の進化に伴う多様性はますます進んでおります。更に少子高齢化は住宅の総需要を減退させ住宅産業における生存競争に拍車をかけています。この時代において、私たちがいかに良く生き抜くかは、いつに私たち一人一人が能力競争において、常に勝つためのスキルと人間力を磨き企業能力を向上させるかにかかっています。ここで言う人の能力とは技術はもちろんのことですが、人間力即ち、人としての「あり方」つまり人としての「資質」の向上が一番大切な要諦です。

 そこで大切なことが「反省」であります、反省とは、※自分のしてきた言動を顧みて、その可否を改めて考えること。「常に反省を怠らない」「一日の行動を反省してみる」※自分のよくなかった点を認めて、改めようと考えること、と国語辞書にあります。

 私はこの一年を自らの反省として、トップとしてのリーダーシップを正しく行ってきたかについて深く思慮反省しています。人はそれぞれの天分をもって生まれています。松下幸之助さんは「これは人間に与えられた天与のものであり、天分はすべての人に与えられ、すべての人々がこの天分のままに生きることが、最も正しい生き方」と言っています。解りやすく言うならば、人は皆良いものをもって生まれている「その良いもの」即ち天分をどう生かすかでそれぞれの人生があると、いうことでしょうか、「宝の持ち腐れ」という故事がありますが、私たちの持つ「天分」という「お宝」をどう磨くのかで、その人の成長があり「天分」を生かした生き方となります。つまり「いかに天分を磨くのか」の中にそのカギがあります。そのカギが反省であります。「本当の反省とは、自分を責めることではなく、自分をありのままに知ることである」と高僧の教えにあります。まさにそのとうりではないかと思います。ありのままに知ることができれば、自分に足りなかった部分や間違ったことに気が付き色々な失敗に対しても素直に反省することができ、自分の成長の糧となります。

 変貌するこの時代を生き抜くために、私たちは更なる苦難の道を辿ることがあります。これは人間が生きる過程において、避けて通れない事実として受け止めなければない事であります。「苦労人生花は咲く」この言葉は私が最も好きな私の人生観の一つです。即ち「苦労人生」は当たり前であると開き直れば、何のことはなく素直に現実と向き合うことができます。私たちが生きていくうえで大切なことは、常に出会った現実とどのように向き合い対処するかで前が開けるか、失敗に終わるのかがきまります。「向き合う」とは相手を否定せず誠意をもって聞く、話す、接する、と言うことです。このことについて。読売新聞のコラムに、面倒くさいと逃げずにお互いの思うところを正直に忌憚なく話し合うこと、また違いがあれば感情的にならずにすり合わせること、お互いにお互いの話をちゃんと聞き、理解しようとすること。そして、そのことから決して逃げないで対峙すること、と書いていました。まさにそのとうりです。

 私は、改めて厳しい言葉でこの一年を締めくくりたいと思います。来る年は本当に先の見えない、何が起きてもおかしくない、まさに、「未曾有」の時代ではないかと思います。

 そこで私は改めて「一意専心」をむねとして、皆さんと共に頑張る所存です。この時代を生き抜く力は「反省なくして成長なし」です。

 今年の一年本当にご苦労さんでした、有難う。良い年を迎えてください。

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