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会長兼社長講義 バックナンバー【2015年3月26日】

当社では、毎月勉強会を行なっており、毎回1つのテーマに沿って会長が講義を行います。
ここでは、その講義内容をご紹介し、当社がどういう会社か少しでも知っていただければ幸いです。

平成27年3月26日

中小企業の生きる力は。まず「ヒトづくり」
 この地、北九州で起業して、50年近くなりました。光陰矢のごとし、といいますが本当に歳月の経つのは早いものですね。紆余曲折しながら人生の旅をしていますが、小企業のオーナーとしての生き方において、思うこと考えることは、どうすれば地域社会に必要とされる企業としてその存在が認められるか、また、従業員の皆さんが生き甲斐と、幸せを感じる企業であるか、そのためには、何を為すべきかが私の一番大切な毎日のやるべきテーマーであります。私は皆さんと共に毎月の勉強会で人生の生き方について、諸先輩の方々の「本」や新聞テレビ等の情報をもとに、私の人生体験を交えてお話をしていますが、このことは、まさに、私たちが地域社会に貢献できる企業としての存在を実証実践するための行動規範であります。企業経営者の最も大切な仕事でやるべきことの第一番目にあるのが、この「ヒトづくり」であると思います。

 日本経済新聞2月8の記事に「今を読み解く」として兵庫県立大学の佐竹隆幸先生は、日本は今、劣化しつつある、紆余曲折を経ながら躍進しつづけてきた、「日本」の「賞味期限」が切れつつあるのかもしれない。まぎれもなく、この現象は21世紀に入り、日本においても「グローバル・スタンダード」であるという意識が広まり、長期不況からの脱却には採用すべきであるという機運や風潮が強まった。「富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が滴り落ちていく」とする経済理論。アベノミクスの基本的な考え方とされいる。また福井県立大学中沢孝夫先生は、企業は「規模」ではなく「質」であるとして、いかにして人材の育成に取り組むのかが課題であるとしておられます。更に三菱総合研究所主任研究員の後藤康雄さんは、日本経済の強みは、集団内の所属意識,忠誠心、相互信頼の存在であるそして会社内部における仲間意識、温情意識といったいわば共同体的親和関係、そして上下の信頼関係の強さが日本企業の強み、としています。最後に明星大学の開満博先生は、中小企業は地域の有力な市民であり、雇用の場をつくり、暮らしを支え、地域を活性化させていく担い手なのであるとしています。

 以上のお話から、中小企業の最大の課題は何かが見えてきます。即ち、自社の存立基盤を強固にし、変化に耐えられる強靭な体質つくりをめざすことが第一義となる。そこで重要なのは「ヒトづくり」である。これこそが強さを生み出す基盤であった、と結んでいます。

 日本的経営の良さは、従業員一人ひとりの中にオーナーシップが存在する状態。自社への愛情を基盤に、自分が会社をよくしていくという姿勢から、イノベーションが生まれる。従業員が生き生きと自分の裁量を発揮して、価値ある「モノ」や「サービス」を提供する。それが、顧客に喜びを与え、喜びの対価として利益が還元していく。まずは目の前の「ヒト」を幸せにする経営に戻らなくてはならない。以上は、日経のコラムの要約であります。

 私は、常に企業は人なりを提唱していますが、人が企業人として生き抜き社会人として生きていくということは、どういうことかについて今一度考えてみましょう。

 去る2月11日は建国記念日でしたね、NHKは特集で、明治末期から大正昭和平成の現在にかけての日本国と国民の実態を映し出していました。私は思わず歴史の重みを感じました。その中で歴史は常に流れ大きく変化しながら時代という過去のつくり手であり、またその時代のあらゆる文化や出来事を積み重ねていくものである、人は皆等しくこれを受け止めて生きていくものだと知りました。

 この特集を見て、感知したことは「これで良し」という時代は一つも存在していないということです。吉田松陰先生は、名言集のなかで、「知と行は二つにして一つ」とし、また「夢なき者は理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に成功なし故に夢なき者に成功なし」と言っておられます。

 私は、まさに人が育つということは「夢と理想」を高く掲げていかに生き抜くのかを実践することであると思います。私たちは日常の仕事や生活をとうして色々と学ぶことがあります。それを、いかに機会チャンスとして受け止め、自分の生きる力として育み学ぶかが人間として成長する方法の一つとしての実学であります。教えられて学ぶもありますが、実業の世界では、まず自ら学ぶ、というとこが一番大切な行為です。アスリートや物つくり職人は等しくこの実践をとうして自ら学ぶことが基本であります。ここで、自ら学ぶためのヒントになればと思い、次のことばを書き出してみました。

 以上は、連れずれに感じたことや人のお話の中から得た言葉です。人が育つとはこのようなことを一つ一つ確実に実践できる人であるかではないかと思っています。企業の人つくりは、自ら学ぶということであります。そして、常に現実を受け入れ受けとめるかが決め手です。

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