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会長兼社長講義 バックナンバー【2013年11月28日】

当社では、毎月勉強会を行なっており、毎回1つのテーマに沿って会長が講義を行います。
ここでは、その講義内容をご紹介し、当社がどういう会社か少しでも知っていただければ幸いです。

平成25年11月28日

自分に正直で素直に生きる、これが人生の王道です
 私が人生に躓いた原因の一つに、自分に対して正直で素直にあったか、について反省してみるに「ノー」であった事に気が付きました。

 先ず「正直」とは、正しくして、嘘や偽りのないこと。また「素直」とは、ありのままで飾り気のないさま。従順。と国語辞書にあります。私の反省点について二、三、お話ししてみますと@「正直」については、人前で実力のないのに実力のあるようにみせかけていた。つまり要領よくごまかす。A「素直」については、我が強くて、人の話をしっかり聞かないで自分よがりな行動をとる。B結果として、あいまいさと、人からの情報がはいらないために正しい判断が出来なくなり失敗する。これが私の人生に躓いた最も大きな要因であったと反省しています。
 人生をよく生きるには、虚心坦懐に正直で素直に生きることにつきると私は思っています。

 正直に生きるには勇気が必要であります。「人は自分をよく見せたい」「都合の悪いことからは逃げたい、隠したい」と思うのが一般的であります。しかしその場しのぎで都合の悪いことから逃げると、どこかでつじつまが合わなくなり、嘘が必要になるものです。そしてそれがばれた時は、信用を失うような大きなことになりかねません。

 どんな小さな失敗でも人に迷惑のかかる出来ごとはすべて、正直に明かすべきです。そして素直に「ごめんなさい」と謝ることです。

 その場かぎりの逃げ口上でごまかすとそのつけは大きな負の遺産としてその人の人生の未来の希望に対して大きくマイナスとなります。

 私の人生の失敗の中にもこのような事がしばしばありました、今は深く反省しています。正直者がバカを見ない人生がこの21世紀の時代であります。つまり「嘘」の通用しない世の中です。真正直に生きる誠実な心の持ち主こそ人生の勝利者となります。「自分に正直で素直に生きる」は、人が成長するために、また人生をよく生き抜く為の最大最強のパワーであり、その人のもつ人格の根源であります。

 「素直な心になりましょう」と松下幸之助さんは訴え続けた。なぜなら、基本の心がまえとして素直な心がなければ、真に知恵を高めることも衆知を集めることもできないからです。素直な心というと、一般の通念では、単におとなしく従順であり、何でも人の言うことをよく聞いて、よかれあしかれ、言われた通り動くことだというふうに考えられている面もあります。しかし本当の意味の素直な心とは、そのような消極的なものではなく、もっと力強い積極的な内容をもつものなのです。素直な心とは、私心なく曇りのない心であり、一つのことにとらわれずに物事をあるがままに見ようとする心であります。そういう心からは物事の実相をつかむ力が生まれてきます。それにもとづいて、為すべきことをなし、為すべき事でないことを排する勇気というものも湧いてきます。素直な心の中には、愛というか、憎むべき相手をも愛するといった心、また誤りをただし、正しい方向に導くといった心、そういうものも含まれるでしょう。また高い見識というものもこういった素直な心によって養われます。一言でいえば、素直な心は、人間を正しく聡明にします。本当の素直な心とは自然の理法に対して、本来の正しさに対して素直であるということです。いいかえれば、物事の真実を受け入れようとする力の湧いてくる心であります。正しいこと、真実なるものに忠実であり、従順である心であります。事の善悪を問わずハイハイと従順であるのではなく、間違っていることであるならば、これを排し、その物事の真実を見極めて、それに従う態度であります。そういう素直な心を一人一人が養い高めていくことが、人知を磨き、衆知を集めていく上できわめて大切なことだと言えるでしょう。素直な心を持たずして、お互いに個々の利害得失だとか感情にとらわれていては、ともすればそこに争いが生まれ衆知も集まりにくい、というよりも、かえって知恵に対立反発して不幸を招集することになってしまいます。衆知を集めるということは、お互いがそうした利害にとらわれず、私心なき心、素直な心になってはじめて実現されるのです。だから素直な心こそ、人間がみずからの天命を自覚実践していく上で、ぜひとも身につけ、養わなくてはならない根本の心がまえだと考えられるのです。

 以上は「人徳経営のすすめ」江口克彦さんの書のなかで、松下幸之助さんの実践哲学を抜粋したものであります。多くの人生の達人が少なからず実践している人生を良く生き抜くための心構えであると思います。

 正直で素直に生きるは、人生をよく生きるために必須の王道であります。
 人生は、メンタルの中にあり。
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