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会長兼社長講義 バックナンバー【2013年9月26日】

当社では、毎月勉強会を行なっており、毎回1つのテーマに沿って会長が講義を行います。
ここでは、その講義内容をご紹介し、当社がどういう会社か少しでも知っていただければ幸いです。

平成25年9月26日

人生につまずかないために
 今日はアルボムッレ先生(佛教学者)の「つまずかない生き方」についての最終課題である。「人生につまずかないために」に対し、私の私見を交えてお話をします。

  私は常に人生とは何ぞやを考えながら生きています。ひたすら生きるが人生でありますが、その中に人生における様々な試練や、喜怒哀楽があり、また艱難辛苦があります。これが人生の当たり前であります。

 人生をよく生きるために不可欠な要件があります。それは、ずばり「目標をもって生きる」ことです。この基本に欠ける人は多くの場合に於いて人生につまずき、あるいは人間としての失格者となるのです。
 佛教の世界では、「すべてのものは無常である」と観ずる無常観を説いています。つまり人の世のはかなさ、すべて存在するものは絶えず移り変わっていると観察する人生観であり世界観です、ならば「生きる」ということは何か、を今一度考えてみたいと思います。アルボムッレ先生は、トータル的に人生とは無意味でむなしいものですが「瞬間、瞬間を生きる」、それも精一杯生きるという義務を果たさなければならない、それが生きる価値である、といっています。次に、人間はただ生きるのではなく、何かしら目標、生きる道しるべがなくてはいけないと思います。先生はその目標を「人格の向上」としています。

 「人格」とは、個人の心理面での特性、人柄または人間の人としての主体(実在、存在)とあります。

 人間はゼロで生まれてきて、色々なことを学びながら成長していく、つまり生きることは学習の連続であります。結局は、それが生きるということであり精神的、人格的な面においても「成長するんだ」「向上するんだ」というところを、生きる真ん中に置くといいでしょう。このことが、仕事をする中で、また社会生活をする中で「人格の向上」を目指して生きるための一番重要なやるべき事であります。因みに先生は「ブッダの人格」を目指して生きているといっておられます。(宗教家だから)

 私は、多くの失敗やつまずきをしながら生きてきましたが、先人である土光敏夫さんの「気骨」、所謂「土光イズム」の根底にあった精神を最も大切な心の糧としています。(気骨とは、自分の信念を守って、どんな障害にも屈服しない強い意気)

 次に先生は、人生につまずかないために、自我を捨て、いつも笑顔でいる訓練をするとしています。諺に笑う門には福来ると、ありますが、まさに笑顔の人に悪人はいないと思います。今日、あらゆる企業が求めている人材の要件のトップに「コミュニケーション能力」をあげています。コミュニケーションとは社会生活を営む人間の間で行われる知覚・感情・思考の伝達とあります。就中私達は企業人として、共有化した職場の目的、目標を達成するために、誰が何をするかの分担をはかることである。そして各職場毎に、いつ誰と誰が何をどこで、どういうときに、どういうカタチで、というコミュニケーションの仕組みとツールが具体化されなくてはならない。これが大切です。意思の疎通は、人間関係を保つための基本中の基本であり、笑顔がその原点にあります。次に先生は「怠けたい」という自分と、どう向き合っていくかとして。人間の脳は、原始脳と、大脳によって成長している、懸案の「怠けたい」という欲求は、残念ながら原始脳から発せられます。これが人間の本能的機能です。大脳とは、「考える脳」のこと。「こうするべきかな」「こんなふうに行動した方がいいかな」という思考は、すべて大脳が行っています。先にお話しした現在企業の求める人材2番手がこの「大脳」の司るチャレンジ精神への特性です。ちなみに3番手は主体性、4番手は行動力、5番手に意欲と情熱、6番手に責任感、7番手に協調性、とあります。(日本経済新聞)

 次に「何は無くても健康第一」であります。「健全な精神は健全な身体に宿る」という中国の故事があります。先生は、身体の健康を気にするなら、同じだけ、脳を鍛えることを忘れてはいけない、といっています。 

 私は9月8日で83才になりました。今一番大切な課題は健康管理です。企業のトップとしての責任を果たすための目標であります。

 小さいながらも地域社会の人々に必要とされる企業としての存在とまた社員の雇用と納税が私の果たすべき責務であります。これを実行するために何かあるか、先生の言葉を借りれば、身体の健康を気にするなら同じだけ脳を鍛えろであります。私は近年、脳のトレーニングとして色々な書籍を乱読しています。目で見る活字が大脳を刺激して私の心を揺さぶります。素直に生きるが私の信条であります。嘘偽りのない生き方から笑顔は生まれます。先生は笑顔で他人に優しくすることが一番大切なことといっておられます。

 以上が人生をつまずかない生き方の実践すべき要諦であります。参考にして下さい。
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