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会長兼社長講義 バックナンバー【2013年5月30日】

当社では、毎月勉強会を行なっており、毎回1つのテーマに沿って会長が講義を行います。
ここでは、その講義内容をご紹介し、当社がどういう会社か少しでも知っていただければ幸いです。

平成25年5月30日

報恩感謝と反省の心をもって生きる
 人生は、一人では生きていけない、これはまぎれもない事実であります。

 私は82年の人生を通して多くの人々との出合いを持ち、本当に多くの色々な人生模様を体験しました。

 人が生きていくということは大変な事業であります。まずこの事実に気付く事から始まります。人並みの人間として社会人となるまでの親に育ててもらった苦労に対して「ありがとうございました」という感謝の心をもっているか、そこからその人の人生に対する「生き方」の方向が出来ていきます。親は子供が一人前の人間として生きていく力をもっているだろうか、という事に対して口にださなくても心の中では何時も一生懸命に思い続けているものです。これは、私が親を体験して初めて知ることの出来た事実であります。つまり「子をもって知る親の恩」であります。

 私は34歳の時、親が存命中に事業に失敗し、これ以上の親不孝はないという過去があります。この「親不孝という事実」を反面教師として、人生の生き方においてどうすれば、親に報いることが出来るかが、その後の私の最大の課題でありました。

 先ず、自分自身に「生きる力」をもつことが肝要であります。生きる力とは、自分で課題をみつけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力でありまた自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心など、豊かな人間性であります。また、たくましく生きるための健康や体力が必要不可欠であることはいうまでもありません。私達はこの様な資質や能力をもつことで、変化の激しい現在の社会環境の中で強く生き抜くことが出来ると私は信じていいます。

 そこで、もう一つの大切な課題があります。それは感謝と反省の心を持って生きる、ということであります。

 私は今はあるのは、私が出合い、お世話になった全ての人々のお蔭様であり、このご恩に報いるために、何を為すべきかが私に最も大切な課題であります。私は、企業の存在意義において、社会への貢献はいうに及ばず雇用と納税の義務を果たし、お客様の「住まい」がより安全と安心の場にあるかを目指して最大の努力をすることにあります。企業経営は一人の力では不可能であります。社員の皆さんの一人一人の力を結集し「やる気」「思いやり」「気くばり」等仕事の為に必要な全てのスキルを発揮して、「チームワークの力」をもって対処することにあります。

 21世紀の現在は、まさに変化の激しい時代であります。この時代にどう対応しうるかが私達の「生きる力」の見せ所であります。

 どんな厳しいことがあってもその現実から決して逃げない強い信念と勇気をもって対処することが肝要であります。

 人生に苦悩は当たり前であります。「生きる」ということは、苦悩と向き合って生きていくということです。もっというならば、苦悩のない人生はありえない、ということであります。

 更に人生において失敗との付き合いが終局を迎えることはありえないと思っています。人間は、多くの失敗の中から学びその原因を追究したり、欠点を反省し改善していくことで、成功に近づくことが出来ます。まさに「失敗は成功の基」であり、禍を転じて福と為すであります。

 「反省は猿でもする」といいますが、私達のする反省は猿とは異質であります。

 哲学者のソクラテスは「反省のない人生は、生きる価値がない」といっています。

 人生における失敗を補うために不可欠な要件が反省であり、反省することによって失敗に気付くことが出来ます。多くの失敗は、当事者の不注意にあると思いますが、その不注意が引き起こした失敗の原因を明らかにして、改めることで同じ失敗を繰り返さないための自覚が出来てきます。

 人は、人生の色々な局面において壁に突き当たり、悩み、もがき苦しむとき、そのつど人間として何が正しいかという原点に立ち返ってものごとを考え、その原則に従って行動することが大切であります。

 私はこの行動の原則こそ「報恩感謝と反省の心」をもつということだと思います。



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