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会長兼社長講義 バックナンバー【2012年11月29日】

当社では、毎月勉強会を行なっており、毎回1つのテーマに沿って会長が講義を行います。
ここでは、その講義内容をご紹介し、当社がどういう会社か少しでも知っていただければ幸いです。

平成24年11月29日

不確実な時代を生き抜く決め手は「挑戦する」のみ

 未曾有の困難な時代が予見される程の今日です。グローバリゼイションの思潮を避けて通れない時代に今生きている現実があります。この時代を如何に生き抜くのかが、私たちの置かれている立場です。

 「不確実な時代」とは、まさにこの時代です。この時代の一番大きな現象は、「変化」です。日進月歩する科学文化は、人類のある限り止ることはありません。自由化の思潮は人類の生存競争を更に激化させ続けます。この中に全ての「カギ」があります。政治、経済、文化、これに加えて、自然現象の変化です。科学文化の進展がもたらす「恩恵と弊害」これも今日の大きな課題となっています。

 政治、経済、を通しての国際紛糾は益々エスカレートされ、世界中の随所において存在しています。我が国も日中、日韓、の間での出来事は、例外ではありません。

 この時代を生き抜くことが私達に課せられた命題であります。

 何時の時代も生きるという現実の厳しさは変わらないと思いますが、その時代時代における背景が常に変化する事が厳しさの度合いもまた差違があります。

 世界化がもたらした現象の中に格差時代の出現があります。今、私達が戦わなければならないものは、まさにこの「格差」との戦いです。少子高齢化は確実に進行しています。この事実が何故起っているのか、この時代を生きることの厳しさと、医療技術の進歩による長寿化が背景にあります。

 20世紀から21世紀への移動の中で最も顕著な事例の一つと思いますが、我が国が未来に向かってどの様に対処していくのかが大変大きな課題でありましょう。

 脳科学者の茂木健一郎さんは、著書「挑戦する脳」の中で、難しさの本質は「未来が容易には見渡せないという事実の中にある。明日がどうなるかわからない、とうのは、日本全体だけではなく、私個人も同じ事だ。今までの人生がベストだったとは思ってないし、これからも同じように生きていけば足りるとも感じていない。私自身が変わりたい。挑戦を続けていきたい。そんな中で、日本や世界に対して、何らかのささやかな貢献をしたい。…人生の真ん中に、「挑戦」を置く。そのようなコンセプト・ワークに成功すれば、人生の局面で(仕事等)失敗し、打ちひしがれ、無力感にとらわれている人も勇気付けられるだろう。なによりも「挑戦する」ということが、すべての人間の脳において果たしている大切な役割を見極めることが必要である。未知の領域に挑戦してきたからこそ、人類は文明を築きあげてきた。新たな技術を生み出し、文化の深層を掘り起こしてきた。人間とは、挑戦し続ける存在である。挑戦することこそが人間存在理由。挑戦することをやめてしまったら、人間は人間以外のなにものかになってしまうことだろう。」

 不確実な時代がもたらす「格差」は生存競争の優劣の中から生まれます。企業においては、先ずリーダーの資質が大きく問われます。その意味においての私の責任は重大であります。TKCの会計システムによる数値経営は財務の透明性と戦略的攻めの経営に対して不可欠の要件であり、これを忠実に実行することで、常に一歩踏み込んだ積極的経営が出来ます。住宅産業における「格差と生存競争」は少子高齢化の社会現象と、内政外交の不手際による政局の混迷は日本経済の大きなマイナス要因となり消費の陰りとデフレの進行が懸念されることで、再び低価格競争が激化する兆しがみえています。

 この時代に求められるのが人材であります。稲盛和夫さんは「働き方」の著書に「自然性の人」となる、として物質には、「可燃性」「不燃性」「自然性」のものがある、同様に人間のタイプにも火を近づけると燃え上がる「可燃性」の人、火を近づけても燃えない「不燃性」の人、自分からカッカと燃え上がる「自然性」の人がいます。何かを成し遂げようとするには、「自分から燃える人」でなければなりません。自ら燃えるためには、自分のしていることを好きになると同時に、明確な目標をもつことが必要です。

 企業でもスポーツチームでも「不燃性」の人が一人でもいると全体が沈滞した雰囲気になります。だから「不燃性」の人は会社にいてもらわなくていいといっています。私が求めているものは「自然性」の人であります。即ち、これが求められる人材であります。

 私は上杉鷹山の「なせばなる、なさねばならぬ何事も、ならぬは人の、なさぬなりけり」この言葉を「座右の銘」として毎日を明日を求めて何を為すべきかに必死の思いで取組んでいます。いまこそ皆でスクラムを組んで明日を求めて勇気と知恵と汗を出して挑戦しましょう。



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